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第15回 真冬のオーバーヒート

 
   
 
 

オーバーヒートと言えば夏を思い出す代表的な故障ですが、
気温10度にも満たないこの真冬にでも起こっちゃうんです。
といってもどこからか冷却水が漏れていない限りは
このようなケースは至極稀なので・・・
ただ、ちょっとでも冷却水の漏れがある方はドキドキしながら気を付けた方がいいですね。

 
 
 

今回の冷却水漏れはラジエター本体、ヒーターバルブでした。
また長年冷却水を変えていなかったせいか、水の通り道が汚れで茶色になっていましたので
お客様と打ち合わせし 漏れの見られる各パーツの交換と
フラッシング等の清掃作業も同時に行いました。
同時にエンジンオイルの交換もお願いされました。

BMW純正の冷却水は大体の車輌が緑色でオーバーヒートし、噴き出し乾燥すると
白くカピカピが残りますので、たまにはラジエター廻りの目視点検も良いかも知れません。
愛車のエンジン廻りに白いカピカピがあった場合は必ず、主治医に見てもらいましょう。

 
 
 

エキスパンションタンクも茶色に変色していましたので
新品に交換致しました。
あとはフラッシング清掃を施し、冷却水を注ぎ、テストランを繰り返し
作業は終了です。これで心配なくどこへでも行けるでしょう。

 
 
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