【E36 ALPINA B3 3.0/1】ユニバーサルジョイント交換/パワーウィンドウレギュレーター交換【71,000Km】
こんにちは。オートファイン@横浜です。
本日午前中に健康診断にいってきました。
人生初のバリウムを飲みましたが下剤のおかげで本日は仕事になりません・・・
もう二度と飲みたくないベストワンに輝きました・・・
ALPINA B3 3.0/1のメンテンナンス入庫になります。
修理内容はミッションのアウトプットシャフトとプロペラシャフトをジョイントさせている
ユニバーサルジョイント、カップリングともいいますね。
この部分の交換修理とパワーウィンドウレギュレーターの交換になります。
このジョイントは弾性のあまりないどちらかというと硬質のゴムで作られており
走行時には大きな回転力が加えられているパーツになり、
エンジンからの回転運動を適切にプロペラシャフトに伝達する為に
欠かせないパーツのひとつでもあり、安全に走行する為に非常に重要な役割を担っています。
写真を見ていただけると分かりますが、かなりの亀裂が入っているのが分かります。
この状態では、プロペラシャフト回転時に発生する振れが正常時よりも大きくなってしまい
プロペラシャフトのセンターベアリングにも負担をかけるばかりか
プロペラシャフトのヨーク部にも悪い影響が出てきますので
本来であれば、このように亀裂が入る前に交換する事が望ましいですね。
プロペラシャフトのセンターベアリングの状態は問題無かった為、今回はそのまま使用します。
左が新品、右が使用していたユニバーサルジョイントになります。
回転時に力が分散されるよう若干の変更が加えられているのが分かりますね。
走行時に完全に割れてしまった場合の事を考えるとゾッとしますね。
実際はそうなる前にゴトゴトとシフトレバー下部から異音がしますので気が付くとは思いますが
大げさでは無く、断裂何てことになってしまった場合走行に支障が出ますので、
『いつ交換したのか分からない・・・』
というオーナーは一度リフトアップし、しっかりと点検をしてみて下さい。
M3やALPINAだけの話ではなく
スタンダードモデルでも構造は変わりませんので、要チェック部分になります。
パワーウィンドウレギュレーターの交換修理。
E36,E46にお乗りの方は、一度だけではなく二度、三度と修理した方も多いのではないでしょうか。
修理している側からしても、もうちょっと壊れにくいようにして下さいよ・・・と
思わず愚痴が出そうになる箇所のひとつでもあります。
取り外したレギュレーター。
モーターはそのまま使用します。
簡単に言うと電動のハシゴが上下に動きウィンドウガラスの上げ下げを
スイッチひとつで行える便利な機能であるわけですが、レギュレーターが故障してしまうと
窓が脱落する、真っ直ぐにガラスが上がらずに窓が閉まらない、ガラスが途中までしか上がらない
といったような症状が出ます。但しレギュレーターが完全に壊れてしまう直前に
ウィンドウ操作時にバキバキといったような大きな音が出る事が多いので
そのような音が出てしまった場合は、むやみにスイッチをいじらずに
早急に修理を行えば、ガラスの脱落等は経験せずに済みますので
音がでたら即修理と思っていただいて良いでしょう。
溶接部分の剥がれ。
取り付け部分のクラック。
おそらくはクラックが徐々に広がり、レギュレーター自体がウィンドウ操作時に動いてしまう事によって
可動部に無理な力がかかり、溶接部が剥がれてしまったと考えられます。
レギュレーター新旧。
レギュレーター右のスライドピースも経年劣化による割れによって
ウィンドウが動かなくなるといったようなトラブルがでますので
全てセットで交換と考えた方がベストでしょう。
元通り取り付けをしていき、動作確認をし問題が無ければ作業は完了です。
レギュレーターやモーターの寿命を長くする為に、ウィンドウガイドに注油をしておくことによって
ウィンドウガラスの上下動作が引っ掛からずにスムーズになりますので
少しでも負担を軽くする為にそういった部分にも気を配ってあげる事も大切です。
投稿者:autofine at 15:35 | メンテナンス