メンテナンスレポート > プレジャーボート艤装

ページタイトル
過去のメンテナンスレポートはこちら
2008年08月04日

プレジャーボート艤装


こんにちは。オートファイン@横浜です。

あっという間にもうすぐお盆休みな勢いで日々が過ぎておりますが

入出庫車輌のスケジュールやメンテナンス車輌の進行状況が見えなかった為

まだ当社のお盆休みは決まっておりません。

明日くらいには決めようかと思っています。

さて、今回のタイトル『艤装』、あまり聞きなれない単語だと思いますが

『ぎそう』と読みます。

自動車でも使用する単語ですが、一般にはあまり聞いた事無いですよね。

主に船舶の装備装着や組み立てで良く使われます。

船舶の艤装は丸一日かかる事が多いので、朝から出動。

クラッとくるくらい日差しは強かったのですが、海風が気持ち良かったです。

 

クレーンで手際良く陸揚げされてから作業開始。

船底の掃除から塗装、機器の取り付け、移設、機関のメンテナンスと

順々にこなしていきます。

このマリーナは全船海上係留なので、最低でも年に一度陸揚げして

船底の掃除と塗装をして上げないと

フジツボやカラス貝がビッチリ張り付き悲惨な状態になります。

そうなるとスピードも出ませんし、燃費もかなり悪くなるんです。

定期的に整備が必要なのは車も船舶も一緒ですね。

今回の船はオーナーが頻繁に乗っていた事と進水式から1年しか経っていなかったので

そこまで酷くありませんでしたが、それでも豆粒くらいのフジツボとカラス貝がビッチリ付着していました。

それをスクレイパーでガシガシ取り除いて高圧スチームで綺麗にして

塗装前の足付けをしてから、船底塗装を実施。

その後は、ロッドホルダー等の取り付け、舵取り装置のメンテナンス、

エンジンオイル、ギアオイルの交換を実施。

エンジンオイルはOMV を使用しました。

こういった船は基本的に変速ギアは付いておらず

ローギアで常に走っているのと同じなので、エンジンオイルのチョイスには車以上に気を使ったりします。

油膜切れを起こさない事。もちろん清浄性能だって重要です。

あっという間に午後3時になりクレーンで海上へ。

マリーナの外に出てスロットル全開。

エンジンの廻り方もオイル交換前とは大違いだとオーナーも喜んでくれて一安心。

投稿者:autofine at 14:09 | フィッシングetc,,,,

過去のメンテナンスレポートはこちら