【FUCHS】E46 E90 F31各モデルオイル交換【YACCO】
こんにちは。オートファイン＠横浜です。
年明けからメンテナンス入庫もあり、
E21のALPINAや318i・マルニの作業打ち合わせ等バタバタとしておりますが
ちょっと時間が空いたのでブログ更新。
1月も残り二週程度なので、フル回転で進めていきましょう。
エンジンオイルの交換。
エンジンオイルの交換は30分〜1時間で終了しますので
お待ちいただいての作業となります。
ちょっとここが気になる…というような場合もオイル排出中に
ご一緒に点検も出来ますのでお気軽に申し付け下さい。
F31 B3 BiTurbo
直列6気筒3,000ccツインターボ・最高出力410馬力。
アクセルを踏み込むとターボの過給を感じさせない
トルクの太さとスムーズでしなやかな走りは完成度の高さを感じさせますね。
走行距離は8,000Km。初めてのオイル交換です。
純正ではカストロール社の0W-30が使用されていますが
今回はFUCHS TITAN 5W-50をチョイス。
オイルエレメント新旧。
随分と汚れが出ているのが確認できます。
新車から15,000kmくらいまではスラッジが出やすいので
こまめにチェックを…と言いたいところですが
オイルゲージの付いていないモデルなので、交換時期や距離などは
しっかりと覚えておく必要がありますね。
オイル量は6.5リッター。
オイル量も問題無い事を確認し作業は終了です。
E46 M3。
フラッシングを行い…
当然、オイルエレメントも交換します。
FUCHS TITAN 5W-50をチョイス。
前回交換時から3,350Kmで交換。
交換時期としては丁度良いベストなタイミング。
毎回オイルリセットをしておけばオイル交換時期の目安になりますので
必ずオイル交換後にはリセットをしましょう。
E90 325i。
こちらはATFとデフオイルの交換。
このモデルから樹脂製のATオイルパン・エレメント一体式タイプに変更になっていますね。
熱変形もしやすく、オイルパンの歪みによってのオイル漏れ等の報告も多いモデルですね。
オイルパン取り外し後は、一晩この状態で内部のオイルを出来るだけ落とします。
オイルパン新旧。
走行距離27,000Kmの車輛ですが、オイルパンに設置されたマグネットには
ビッシリとATスラッジが付着しています。
ATコネクターホルダーからのオイル漏れも多いので
ATF交換時には同時に交換した方が良いでしょう。
ATコネクターホルダー新旧。
最近のモデルに使用されているパーツは、このような樹脂製のものが多いですが
熱による変形等によるトラブルも良く見られますね。
コストダウンだけが目的ではないとは思いますが、
長く乗り続けたいと考える方からすると、もうちょっと耐久性も考慮してほしいところでしょう。
FUCHS ATF 6000SLをチョイス。
現行モデルでも対応可能なATFになります。
デフオイルの交換。
フィラーは付いていますが、ドレンは付いていないデフになりますね。
最近のBMWではデフオイルは無交換を推奨しているようなのですが,,,
長く良い状態で乗り続けたいと考えた時、果たして無交換で良いのか。
そうでない事は車の構造をご存知の方であれば首を縦には振らないでしょう。
ドレンが無ければデフカバーを外せば良いわけです。
これでしっかりと古いオイルは排出できます。
デフカバーを取り外すのは手間ではありますが、内部の状態をしっかりと確認出来ますので
そういった点では良いのではないでしょうか。
デフカバーのガスケット取り付け面はオイルストーンで
デフ側も同様に。
既定トルクでカバーを取り付け後にデフオイルを入れていきます。
FUCHS HLS90 75W-90を使用。
テストランをし、AT・デフの動作チェック。
ATのシフトアップ・ダウンの切り替わりもカチッとしたものになり
ATフィーリングは非常に良い状態。
走行距離が出ていない時から、このようにしっかりとメンテナンスをしていると
距離が出てきても快適なフィーリングを約束してくれる車がBMWというメーカーであるわけですが
エンジンオイルのロングライフ化や今回のようにデフオイルの無交換化など
様々な諸事情があるのでしょうが、イマイチ車の弄り手としてはピンとこない事も多いですね。
投稿者：autofine at 17:43 | メンテナンス