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2013年07月28日

【E46 318 Touring】夏休み前のメンテナンス【R2000 フューエルライン~インジェクターフラッシングetc...】

こんにちは。オートファイン@横浜です。

ここ数日、どんよりとした曇り空だと思ったら急に日差しが強くなったりと

天候目まぐるしく…

変わらないのは不快な湿度のみ。

油蝉も本格的に鳴き始めてきましたし、8月突入の気配をひしひしと感じます。

さて本日は夏休みに北海道までのロングドライブを予定しているオーナーの318iのメンテナンス。

オーナーはアウトドア大好きなベテランで、北海道までドライブを楽しみながら

あちらでキャンプを楽しむそうです。

特に不具合があるわけでは無いのですが、せっかくのロングドライブなので

今回は走る楽しみを体感出来る、フィーリングの向上を目的としたメンテナンスを中心に進めます。 

まずはエンジンオイルラインのフラッシング、R2000の施工です。

古いオイルをしっかりと排出し・・・

専用のアタッチメントを取り付けて、フラッシング開始です。

フラッシング剤は注入と排出を何度か繰り返し行い

エンジン内部のスラッジはR2000に設置した専用エレメントに集積していきます。 

フラッシングをしている間に新しいエレメントをセットします。

ドレンワッシャはもちろんのこと、エレメントケースのOリング類も新品に交換します。 

これが施工後と施工前のR2000に設置するエレメント。

もちろん左が施工後になるわけですが、このように下部には真っ黒なスラッジが

べっとりと付着するほどです。

これだけでもかなりのレスポンスアップを望めます。 

次はインジェクションパージといってフューエルラインからインジェクターまでのフラッシング作業になります。

フューエルポンプのヒューズを抜きポンプが動かないようにし

フラッシング剤を燃料として約20分ほどエンジンをかけて

フラッシング剤をインジェクターまで送ります。

かなりの洗浄力があり、落とされたスラッジはエンジン内部で燃焼しマフラーから

白煙となって排出されます。

スラッジが多ければ多いほど、排出される白煙の量も多くなり

燃圧正常化とインジェクターからのガソリンの噴射の正常化が見込めます。

最後にVICを施工。

こちらは燃焼室内のカーボンスラッジの除去が目的になります。

インジェクションパージと同様に落とされたカーボンスラッジはマフラーから排出され

上記作業3点を1SETとして施工した車は、施工後のレスポンスアップははっきりと分かります。 

上記の作業をした後は、フューエルフィルターとプラグの交換は必須作業になります。 

フューエルフィルターは外観からは汚れ具合が分からない為

経年と走行距離から交換時期を推測するわけですが

中に残ったガソリンを排出してみるとこの通り真っ黒なガソリンが… 

走り方にもよりますが、2年に一度、走行20,000〜30,000Kmに交換が丁度いいかも知れません。 

プラグの交換。 

電極も少なくなり、交換時期はもう少し早めでも良かったかもしれませんが

フューエル系統のメンテナンスと同時に交換であれば、次回交換目安も付けやすいでしょう。 

最後にオーナー自身が以前装着したラムチャージャーのエレメント洗浄を実施。 

かなりの汚れ。

湿式タイプでここまで埃が付着してしまうとフィーリングダウンどころか

不具合につながる事もありますので、もうちょっとマメに洗浄した方が良いかも知れません。 

専用のクリーナーを使用しながら水洗い。 

しっかりと乾燥させ、専用のオイルを塗布し元通りにして作業は終了です。 

テスターを繋いで、インスペクションをリセットします。

スタンダードモデルであれば、これが20,000Kmになったらエンジンオイル交換だと

考えて良いでしょう。 

全ての作業が終わりテストランを実施。

入庫前と比べると、まるで別の車かと錯覚するくらいのフィーリング。

決して大げさではありません。

何となく以前と比べて車の挙動が重い、走り出しがモッサリするといったような

フィーリングダウンを感じている方には是非おすすめしたいパックメニューになります。 

投稿者:autofine at 12:39 | メンテナンス

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