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2010年01月08日

エンジン始動直後の異音


こんにちは。オートファイン@横浜です。

ここ最近、何故かエンジン始動時直後の異音のお問い合わせが多いのでその原因をご紹介。

冷間時に異音が酷く、暖まってくると異音が消える症状は

ほぼベルト部の消耗が引き起こすものと考えてよいでしょう。

何故か1999y〜2003yくらいのモデルにお乗りの方からの問い合わせが多いので

該当年式にお乗りの方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

ベルトからの異音(キュルキュル、ゴロゴロ)が出た場合

ベルトのみの交換で良いのか。それとも写真にあるようにテンショナー、プーリー類も

交換が必要なのか。それは実際に点検してみないと分かりません。

 

大体のモデルが、メインベルトとエアコンベルトの2本掛け。

それぞれにベルトを駆動させるローラーと張りを調整するテンショナーが付いています。

 

昔のモデルはオルタネーターやエアコンコンプレッサーのステー位置を調整し

ベルトの張りを調整していましたが、現在は自動張り調整テンショナーになりますね。

E46初期までは機械式でしたが途中で油圧式に変更されています。

機械式だと交換直後から音が出る事が多い為、途中で油圧に変わったようです。

E36モデルも現在では油圧式に変更するキットしかデリバリーされていないような気がします。

(ちょっとうる覚えです。。)

 

ファンベルトはこんなゴムのベルトですが、とても重要な役割を果たします。

メインのファンベルトが走行中に断裂した場合

走行不能に陥ります。

ベルトが写真のようにヒビ割れていたら即交換を!

高速道路を走行中でベルトが切れてしまった車を今まで何台か見ていますが

全てがファンやファンカバーは断裂したベルトがムチのように暴れたおかげで割れ、

ウォーターポンプはロックし悲惨な状況になっていました。

そうなるとベルト部分を交換する金額の数倍の修理費用が必要になります。

そんな重要な役割を持つ部分ですが

暖かくなると音が一時的に消えてしまうことにより忘れられがちです。

忘れずに最寄の主治医に相談をオススメします。

投稿者:autofine at 18:49 | メンテナンス

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