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2009年09月12日

E46アルピナB3S 足廻りフルブッシュ アルピナシャーシキット交換


こんにちは。オートファイン@横浜です。

生憎の雨模様の週末ですが残暑も厳しくなく過ごしやすい日が続いてますね。

今日は肌寒いくらいです。

こちらのアルピナは新潟からのご来店。

距離は約3万km

デコラインレスの綺麗なB3S/3.4Lです。

各部のチェックから始まり、メンテナンス内容をまとめお客様と打ち合わせ。

もちろんチェックにはテストランやある程度分解させてもらっての点検が必要なので

お預かりさせていただきました。

総体的には◎な車輌でしたが、細かく見ていくと

経年によるブッシュの消耗や吹け上がりの気持ち良さがなくなっており

打ち合わせの後作業スタート。

足廻りをまず分解し、

 

下廻りをチェック。

 

しっかりとマスキングをして

下廻り、ホイールハウス内の汚れを落とし、再度オイル漏れや不具合箇所が無いかをチェックします。

次回入庫時のチェックの際こちらとしても不具合箇所の特定がしやすくなる為でもあります。

この車輌は降雪のある場所を走るので融雪剤による腐食も考え、簡単ではありますが防錆処理も。

交換するもの、再使用するものを個別に分別し、洗浄が必要なパーツは事前に洗浄します。

こういった作業での再使用パーツは主にボルト類でしょうか。

綺麗に洗浄し、ねじ山の潰れがちょっとでもあるようでしたら要交換ですね。

中には下の写真のようにメーカー指示で一度外すと再使用不可のボルトナットもありますので注意。

 

 

 

3万km程度でこれだけの変形をみせるフロントアッパーマウント。

この段階では決して使用不可能と言うわけではありませんが

M3やアルピナというモデルを乗っていく上で、どの程度のコンディションで乗っていきたいのか。

どのくらいの期間所有し続けるつもりなのか。

その車にかけられる予算。etc.....

オーナーによってそれぞれ違いますから、施工前に打ち合わせさせて頂いております。

E46モデルでは一番交換頻度が高いブッシュといえば、ロアコンブッシュでしょう。

上下の振動はショックアブソーバーやサスペンション等が吸収してくれますが

発進やブレーキング時といった水平方向の振動衝撃はロアアームで受け止め

2つのピロボールでその力をボディに逃がすと同時にロアコンブッシュで衝撃を吸収し乗り心地や

ステアリングの挙動を制御しているので非常に重要な役割を持つ箇所です。

メーカーでは5万Km毎での交換と指定されていますが、

ストップ&ゴーの多い日本ではそこまでもちこたえられない車輌が多いのが現状でしょうか。

 

シャーシキットも交換。

サスはさすがにまだ問題はなかったのですが、ショックのみでの購入より

ショックとサスのセット組みが断然お徳なのでサスも新品に。

投稿者:autofine at 15:35 | メンテナンス

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