BMWE39ATF交換 E34ブレーキキャリパーオーバーホール
こんにちは。オートファイン@横浜です。
7月初回のブログです。
6月も入庫多く、車検、修理、メンテナンス様々な理由で手を入れさせていただきました。
走行約5万キロのE39のATF交換。
オイルパンを外し、AT内部のオイルを一晩かけ落とします。
AT本体、バルブボディ内のスラッジを除去しないと作業自体の意味がありませんので
圧送等の簡易的なATF交換をするくらいなら何もしない方が良いでしょう。
下り坂をゆっくりとブレーキをかけながら下ると稀にジャダーが出るといった現象。
検査の結果、原因は左フロントのローターの大きな歪み、
その他も歪みは出ていましたが特に酷かったのが左フロント。
パッドはフロントリア4枚全てにクラックが入っておりました。
パッド、ローターは社外品。
ジャダーの直接的な原因はローターの歪みが大きな原因でしたが
パッドのクラックも少なからず影響していたでしょう。
マイナスドライバーで小突いたら簡単に2つに割れました。
走りのステージが街中メインであり、ブレーキダストの汚れだけが問題なのであれば
純正パーツ使用した方が間違いはありませんよ。
純正ローターにもスリット加工は出来ますしね。
但し、ある程度、本気で走るなら純正は使い物になりません。
その場合は、こういった現象の原因をある程度明確に答えられる
アフターケアのしっかりとしたメーカーを選びましょう。
サーキットで使用しているのであればいざ知らず、街中のみの使用だけなのに
パッドは減るもんだから分かりません。なんて言う位なら最初から売ってはいけません。
自分の命だけではなく他人の命にも関わる箇所ですからね。
こういった稀に出る症状の原因を解明するには、時間と見る側の根気、経験値が必要でしょう。
不具合箇所にもよると思いますが症状を訴えてもその場で出ていないから、
症状が出たらまたおいで。なんて言われた事ありませんか?
たまにエンジンオイルキャップを外し、キャップ裏を見てみるのも良いかも知れませんよ。
写真のように茶色いスラッジが大量に付着している場合は要注意です。
そーっと穴の隙間からエンジン内部を覗いて見ましょう。
見たくないモノが見えてくる事でしょう。
こうなってしまうと、ただのオイル交換では解決出来ません。
投稿者:autofine at 18:50 | メンテナンス