E39 525iメンテナンスとE24M6 ボディガラスコーティング
こんにちは。オートファイン@横浜です。
今日もピット内では次々と入れ替わり立ち代りメンテナンス車輌がリフトに乗せられています。
当社が所有しているの代車、現在10台。全てがお出かけしている状態。
検査に時間が掛かっている車輌を数台残し、内容の決まっている車輌は
作業を着々と進めておりますので今週末には納車出来る車輌も多いかと思います。
代車も数台貸し出し出来る状況になると思いますので
メンテナンスをお考えの方はご相談下さいね。
こちらの525は年式は2000y、距離36,000Km。
オーナーは自分の車のコンディションが良いのか悪いのかの判断が付かない状態でご来店。
点検した所、ちょっとしたオイル漏れは見られるものの
大きな不具合はありませんでしたし、良い車でしたよ。
ですが
全くのノーメンテナンスで乗られて来た為、各オイルのスラッジ汚れ、量が足りない等々。
オーナー自身は、これから5年間は乗って行きたいとの事。
それではやるべき事はやっておきましょうと
各オイル類の交換。燃料系統、燃焼室の洗浄、各消耗品の交換をご提案し作業開始。
525の交換前のATエレメント。経年と乗り方を考えればこれくらいの汚れは出ますね。
ATに関わらず、オイル交換の目安で良く言われるのが
距離と期間ですね。
僕達もお客様にはそのように伝える事が多いですが
もう一つの目安は一般にあまり重要視されていません。
それは普段の運転するステージが何処かという事。
『街中だけを走行している低走行車よりも、距離は出ているが高速走行が多い車の方が調子が良い。』
良くこんな風に言われたりしますよね。
これは割と正解です。
では何故か。
《高速走行》
@それなりに高い回転数で走行する為、オイルが万遍無く各部に良く回り
余計なスラッジが付着しにくい。
A燃焼室等のカーボンスラッジも溜まりにくい。
B機関に不具合が無ければ各オイル、冷却水の温度が安定している。
Cオーナー自身が高速走行が多い=距離をそれなりに乗る。という自覚があるので
メンテナンスに対しての認識が高いケースが多い。等々
《街乗り》
@低回転での走行が多い為、オイルが万遍無く各部に回らない故に
スラッジの固着が進む。
A温度変化が高速走行時に比べ大きい、各オイルの酸化の助長。
B必然的にエンジンのオンオフが多くなる為
オフ時に燃焼されなかった燃料が燃焼室内で自然に揮発し、それが堆積し続けフィーリングが悪くなる。
C普段、オーナーの奥様等々の方が乗る事が多く、オーナー自身は週末の限られた時間しか
乗れない為、ゆっくりと右肩下がりでコンディションが低下しているのに気が付かない。
気付いた時には修理をするしかないという選択肢しかなくなってしまう状況。等々
BMWを乗っている方の比率がどちら多いかといえば
《街乗り》のケースの方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
僕自身も普段街乗りばかりです。
何が言いたいかというと
良く走る車(ここでいう走る車というのはそれなりのポテンシャルを持つ車)
そういった車に対して距離や経年だけでメンテナンスが必要か不必要かを判断する事は
安易過ぎるという事。
それぞれの車輌の状態を的確に管理判断出来る主治医を真剣にお探しの方。
値段なりの修理で直らなく『この車はこんなもんだよ。』と言われ、疑問を持ちつつ乗り続けている方。
同じ箇所を何度も時間をかけ修理しても直らない方。
等々
一度ご相談下さいね。
こちらはM6。
エシュロンガラスコーティングの真っ最中。
上の写真はどちらが磨き前で、磨き後か一目瞭然。
粗め→→→細目
いかに磨きこみ下地を整えていくか。それが一番重要。
最後に塗布するガラスコーティングは色に深みを与えてくれるスパイスのようなもの。
投稿者:autofine at 18:41 | メンテナンス