E36 B3 3.2車検整備 サンドブラスト作業 パワステオイル交換 E36クーペウェザーモール交換 E36ヘッドライト洗浄
車検整備で入庫したE36 B3 3.2 距離約60,000km
デフからのオイル漏れ修理や外装のガラスコーティング、ヘッドライトの洗浄等々
約10年前に当社が販売した車輌なのですが変わらず大事にしてもらっています。E39ツーリング。
購入して間もない車輌らしいのですが
エンジンオイル漏れとパワステオイル漏れを筆頭に全くと言っていいほど何も整備されておらず
どこから手を入れていくべきか数日悩むレベル。
今回はご予算の都合上エンジンとパワステのオイル漏れ修理のみとなりましたが
駆け抜ける喜びを味わう為にはもう少々テコ入れが必要な車輌でした。 最近はサンドブラスターからの砂を浴びながら過ごす毎日でしたがようやくひと段落。
アルミ素材は鈍く光る素地を出すのが簡単なようで難しく砂を当てすぎるとすぐに真っ白になってしまいます。
そうならない為にサンドの種類、番手や噴射速度、量を細かく設定していき
しっかりとその条件が当てはまると画像右のような仕上がりになります。BBS RSのホイールセンターキャップ。
RSをリペアするにあたってこのキャップが一番手間がかかるかもしれないですね。
アルミ素材の腐食が一番顕著に現れるところでクリアを剥がすと写真の通りポリッシュの部分が
ボロボロの状態になっているのが分かります。
側面にはシルバーの塗装がされていますが腐食跡と共に320番程度のヤスリでがりがり落とした後
研磨剤を付けながらハンドポリッシャーである程度鏡面にしていきます。
この作業はアルミの素地を完全に消し去り光らせるのが目的なのですが
バフも入りづらく鏡面作業を1個仕上げるのに約2時間かかります。
4個で8時間。その間キャップを押さえつけながら作業をするので修行僧のように黙々と・・・
仕上がりはというとこの通り今回はあまりにもビカビカになってしまうとホイールとのマッチングが悪くなるので程ほどに。
フィニッシュはクリアを吹いて終了。 こういったパーツも塗装をサンドブラストで落とし再塗装します。 これらはスチールなので時間との勝負
放置しておくとあっという間に錆に覆われるので下地を出したら放置しないで処理を進めます。 全体の仕上がりをイメージしながらブラストをしていきます。お預かり車輌のメンテも相変わらずやってます。
こちらは無料点検で入庫した車輌のパワステオイル交換。
↑はパワステオイル交換前。
前回交換時期は不明ですが相当な期間使用されてきたのが分かりますね。 ちなみに新油はこの状態。
ギアボックス、ポンプ内の古いオイルを取り除かないと
ここまで綺麗な状態にはなりませんので交換方法も考えなくてはいけません。 E36 B3のリアサイドガラス部のモール交換
E36モデルの定番消耗箇所ですね。 サイドガラス内側の湾曲した部分も同時に交換が一般的です。
外してみると目視できる部分以外の場所が予想以上に消耗が進んでいたりしますので早め早めの対応を。
余程放置しない限り水が入るという事は無いかと思いますが入ってからでは遅いですからね。 E36ヘッドライトの洗浄。この時代はガラスレンズなので洗浄可能です。
コーキングを剥がしヘッドライト筐体の古いガスケットは新品に交換。
ヘッドライトの表面に大きな飛び石が付かない限りこの方法でリフレッシュ可能です。
2012年04月09日