【24ヶ月法定点検整備】E36 M3【車検整備】
車検で入庫のM3。
入庫車輌全ては次の通りに作業が進みます。
メニューの作成⇒オーナーとの内容、予算の打ち合わせ⇒整備⇒車検取得⇒完成検査⇒納車となります。
不具合箇所やオーナーからの整備希望箇所等を相談しながら内容は決まります。 97年式のM3ですがエンジンブロック脇のプレッシャーバルブからエンジンオイル漏れ。
M3では定番のオイル漏れ箇所になりますね。
エンジンブレーキ多用だと漏れが早くなる傾向。後期モデルはアンダーカバーで遮られオイル漏れに気付かない事が多いので
オイル交換時や点検時にはしっかりと確認してくれるショップに入庫をおすすめします。
オイル交換したばかりなのに、どうみてもかなりの間漏れが続いていたような車も多く見ます。
どの箇所でもそうですが、これくらいなら問題無いという見る側の勝手な判断で
オーナーに何も言わないのは非常に失礼ではないでしょうか。 テスターでDMEの現在のエラーとエラー履歴を確認。
このM3はオイルレベルセンサーに不具合がありました。 コーナーリング中に微妙に異音がするとの事でチェック。
フロントホイールインナーカバーの破損。E36系は割れやすいですね。
経年で硬化するせいもありますがフロントバンパー下、両脇のアンダーカバーと連結していて
下廻りを擦ると連動して衝撃がこちらにまで伝わるので割れやすいです。
走行中に脱落した車輌も見た事があります。
自分だけの問題じゃなくなる事もありますのでこのように破損が見られたら交換をおすすめします。こちらも車検で入庫のM3。
整備前に点検実施。 上のM3と同様にシリンダーブロックからのオイル漏れ。 エンジンルームからミッションへ続くインシュレーターが脱落してしまっています。
エキマニに接触していますね。 プロペラシャフトとユニバーサルジョイント部分も脱落が目立ちます。
交換するのが一番良いですがこの為だけにエンジンやミッションを切り離すのは
現実的ではないので切断してしまうのが一番良いでしょう。
こちらもE36系では多い症状ですね。 エアダクト部分の亀裂。
案外気付かず放置されてしまっている事も多いですね。すぐにラフアイドリングという症状で確認できればいいのですが、そうでない場合も多く
砂埃や油分等を吸ってしまいエンジン内部に汚れとして堆積してしまったり
ダメージを与えたりしてしまいますのでこういった所も定期的にチェックを。クラッチ残量の点検。専用のSSTでチェック。
定期的に点検しておき、点検間の走行距離と照らし合わす事によりクラッチ交換時期が正確に分かります。 このように点検を進め整備内容をオーナーと相談しながら決めて行きます。
車検取得後は24ヶ月記録簿を残し作業実施箇所と次回作業予定箇所等の情報をオーナーに伝えます。
M3アルピナだけでなくスタンダードモデルも車検点検整備致します。お気軽にご相談下さい。
代車は無料で貸し出しております。
10台以上用意しておりますので予約無しの当日入庫でも対応出来ますのでお問い合わせ下さい。
2012年10月12日