【E10 Restoration Second Edition】1971y 2002tii レストアFileNo.4【Round Tail】
71y 2002tii。
パシフィックブラストジャパンさんから戻ってきた、ベアメタル状態のマルニをご紹介。
ボディ完成時にどれくらい変化したか分かるように自分用のメモとして写真を中心にアップしていきます。
ここから、どのように板金を行いボディを復活させるかを決めていくわけですが・・・カーベキューで念入りにウェットブラストを行ってもらいましたので
旧塗膜・パテなどは一切残っておりません。フロントバンパーに補修跡がありますが、総合的に見てこの状態から手直ししていけば
綺麗に仕上がりますので、フェイスパネルはこのまま使用の予定。ベアメタルの状態だと面を手でなぞるとごまかしが効かない為
鉄板表面の歪みや凹凸がしっかりと把握できます。
この状態から、板金スタートというわけではなく、まずはどの部分が使えるのかを
しっかりと見極めていく事が大事になってくるわけです。ウィンカー部分は袋状になっているので良くチェックしましょう。ドアパネルは補修跡が残っており、横から透かして見ると随分歪んでいるのが確認出来ます。
左右ドアパネルは新品に交換でしょうか。ここまで綺麗に落としてくれると気持ち良いものです。エンジンルーム内に良く分からないサービスホールがありますので、純正以外のサービスホールは
綺麗に埋めていきます。やはりフロントのフロアパネルは腐っていますね。運転席側のフレームも完全に駄目なので
フロアとフレームは交換します。リア側は綺麗な状態をキープしていますね。ドアポケットもまだまだ綺麗な状態ですが、表面の波打ちがなければ・・・といったところでしょうか。ルーフの状態は良好。トランクは若干波打ちが出ていますが、板金で元に戻るレベルでしょう。スピーカーホールは綺麗に埋めてしまいます。 ところどころ、ブラックジャックのようにツギハギがありますが、経年を考えれば
良く頑張ってくれた方ではないでしょうか。
これからボディレストアを本格的に進め、新車時と変わらないボディコンディションに仕上げていき
更に40年以上頑張ってもらうつもりです。
2015年07月20日