【BMW】オイル交換/Mクーペ ALPINA B3/冷却水漏れ修理【ALPINA】
本日はメンテナンス入庫した2台をご紹介。
まずはMクーペ。走行距離は74,000Kmパワステオイルの交換。
前回交換時期はいつなのか。
見ただけでは分からないほどの汚れ方。
ここまで汚れていると交換後のステアリングのフィーリングは明らかに変わり
その変化に交換したという充実感を味わう事は出来ますが
ギアボックスやパワステポンプに対しての負担はかなりありますので
もっと早く交換すべきでしょう。
この年代のモデルはエアクリーナーボックス下にタンクが設置されている事が多いので
なかなか自分で点検するというのは難しいと思いますので、しっかりと良否判定の出来る
主治医での定期的な点検が必要になります。圧送にてギアボックス、ポンプ内の古いオイルを排出し、残ったスラッジをフラッシング剤を使用し
除去していきます。
ポイントはスラッジの徹底的な除去になります。
何度か圧送を繰り返して、スラッジが無くなったら新油を注入し、その後エア抜きをします。
エア抜きはその場でステアリングを切るだけでは完全に抜けませんので
テストランを数回繰り返し、タンク内のオイルが一定量変化が無くなるまで続けます。これが正常な状態。
フィーリング=感覚ですから乗り慣れてしまうと良否の判断はつきにくくなってしまいますので
半年、最低でも一年に一度は的確な判断が出来る主治医となるショップに定期点検をおすすめします。R2000でのエンジン内部のフラッシング。
この作業も施工後のフィーリングUPが確実に体感できる作業です。
強制圧送でエレメントケース部分からフラッシング剤を流し込みオイルパンからスラッジと共に
排出します。
エンジン内壁にこびり付いたスラッジを剥がすほどの強力な洗浄力を持ち合わせていますので
購入した当初より何となく吹け上がりが悪くなったな…というような車には相当な効果が見込めます。走行50,000KmのB3 3.4の冷却水漏れ修理。エンジンフードを開け上部から確認しても、漏れ箇所は特定出来ず。ロワーホース下側のちょうどプラスチックのジョイント部分からの漏れ。
こういった漏れの場合、エンジンが暖まっているとこの状態で蒸発してしまい
漏れ箇所の特定が困難になる場合もあります。
E46モデルからこのようにプラスチックジョイントを使用していますが
ゴムホース劣化前に駄目になるケースが多く目立ちます。ホースと水温センサーを交換。
ジョイント部は一体型になります。併せてサーモスタットケースとサーモも交換。
漏れている箇所だけではなく、近々に交換が必要になるであろう箇所も点検を進め
同時交換が最良だと判断し、予防処置が必要な箇所はすぐに再度作業が発生しないように
する事が大事になってきます。圧送にて古い冷却水を排水し、冷却経路をフラッシングします。
防錆処理をし新しいロングライフクーラントを注入、エア抜きし作業は完了です。
2013年02月22日