【E36 M3B】オイル交換【北海道へ】
こちらのM3のオーナーとは10年以上のお付き合い。
都内に住んでいらっしゃったのですが、仕事の都合で北海道へ転居。
M3もこれから北海道の大地でのびのびと疾走する為に、旅立つ前のフルチェックです。 
まずはエンジンオイルの交換。
フラッシング剤を入れ、アイドリングを10分程しスラッジを落としやすくします。 
排出開始。
走行3,000Km、半年に一度の交換をしっかりと守るオーナーなので汚れはそこまで目立ちません。
メーターを60,000Km時に交換後、現在64,000Kmを指しているので、走行120,000KmのM3ですが
エンジン本体のトラブルは今まで一度もありません。
このように、しっかりと守るべきルールを守っていれば早々大きなトラブルは起きないという良い見本です。 
排出中にオイルエレメントの交換準備を進めます。 
まだこの時点でドレンボルトを閉めてはいけません。
エンジン内にはまだかなりのオイルが残っています。
オーバーホールをしない限り完全に古いオイルを取り除く事は出来ませんが
出来るだけ古いオイルを残さないように、単純な作業であっても時間をかけるべき箇所に妥協は許されません。
さすがに冬は活躍しないと思いますが、その他の季節でも都内と北海道では気温湿度が全く違います。
その土地に合わせ機械的にセッティングできる所を細かくセットしていきます。
これをするのとしないのとではかなりフィーリングは変わってきますが、
一般のディーラーではM3に熟知したメカニックは少ないので、なかなか難しい作業でしょう。 
納車前にテストランをして最終チェック。
問題は無く先日納車致しました。
今までのように気軽にとはいきませんが、同じ日本ですからご連絡いただければ
翌日にはローダーで到着できる距離です。
困った時はいつでもお気軽にご連絡くださいね。
それでは新しい土地での今後のご活躍とご健勝をお祈り申し上げます。
2013年05月20日