【ストック車輌紹介】2005y E46 M3 SMGⅡ カーボンブラック ディーラー車【55,000Km】
E46 M3がストック車輛として入庫致しました。
2005年モデル ディーラー車 走行55,000Km
SMGⅡトランスミッション 外装 カーボンブラック 内装 ブラックレザーシート
右ハンドル車 19インチ純正OPアルミホイール 改造箇所無しのフルオリジナルな一台です。前回のストック車輛紹介で、ソリッドブラックのE46 M3をご紹介しましたが
カーボンブラックはかなり青いですね。
明るい場所で見ると、黒というより濃紺といった方が正しいかも知れませんね。 こちらの車輛は当社にて全てのメンテナンスを任されておりました。
外装のガラスコーティングから、機関メンテナンスまでかなりコマメに
当社メカニックの手が入っており、今までのメンテナンス履歴もはっきりしておりますので
購入後のメンテナンス計画も立てやすく、
現在のコンディションも抜群の状態をキープしておりますので、自信を持っておすすめ出来るM3になります。 ノンターボで直列6気筒としては最後のM3になったためか
中古車市場でも、値段の落ち方が緩やかなモデルですね。
ただ、販売台数も多くサーキット走行で楽しまれていた車も多く
ノーマルに戻されて販売されていたり、街中のみだけの走行で
低走行であってもエンジンコンディションが本来の性能を発揮できなくなっている車など
コンディションにばらつきが目立つモデルでもありますので
購入前には、試乗だけでなくしっかりと下廻りから
過去の履歴までをチェックする必要のあるモデルと言えるでしょう。
E46 M3は大きく分けると前期後期と分けられていますね。 前期モデルと後期モデルの大きな違いは下記の通り。
前期型はフォグランプレンズのカット無し。後期は有り。
前期型のトランクリッドの長さの変更。
前期型のテールランプは電球を使用していましたが、後期型はLED化。
前期型はフロントタワーバーがオプション扱いでしたが、後期型は標準装備。
フロントバンパーレインフォースメントは前期型はアルミ製でしたが、後期型はドライカーボンに変更。
ルームミラーは前期型は楕円で少々見づらい形状でしたが、後期型ではスクエアに変更。
SMGCPUは前期型が32ビット、後期型は64ビットに変更。
エンジンキーのリモコンが前期型が赤外線、後期型は電波式に変更。
切り替わりの2003年前後のモデルは、前期後期のパーツが入り混じったモデルもありますね。
E46で復活したオーバーフェンダー。
M3の外観の特徴のひとつでもありますね。
かなりグラマラスな印象を受け、リア9.5Jのホイールも楽々とホイール内に収まります。
マフラーは4本出し。
スタイリングは良いですが、純正品の難点としてはその重量にあるかも知れません。 オプション19インチアルミホイールを装着。
フロントは8J、ミシュランパイロットスポーツ225/40ZR19を装着。 リアは9.5J、ミシュランパイロットスポーツ255/35ZR19を装着。
前後タイヤ共に山は、まだまだ十分に有ります。 3,200cc直列6気筒DOHC、通称S54エンジン。
M社の手によって最大出力343馬力、最大トルク37.2kgf-m
今のモデルに比べると100馬力ほど下回りますが、ノンターボの直列6気筒エンジンとしては
現在でも現役で通用するスペックなのではないでしょうか。過給機が付いていない事により、誤魔化しの効かないエンジンと言っていいのではないでしょうか。
コンディションがあまり良くない車輛は、分かっている人がステアリングを握るとすぐに分かりますね。 この6連スロットルから吸い込まれるエア吸気音は、窓を開け走っていると
オーディオ要らずのサウンドを奏でてくれます。 M3独特のフィーリングを味あわせてくれるVANOSユニットもオイル漏れや不具合も無く
動作は良好です。 室内は、ほぼドライバーズシートのみが使用されている状態です。 SMGⅠに比べトラブルが格段に減ったSMGⅡのトランスミッションシステム。
シフトプログラム変更の為のスイッチが付いており、ゆったりしたドライブから
本気モードの走りまでオールラウンドでプログラム変更が可能です。 後期型ミラーには純正のETCユニットが組み込まれています。後席は大人が長時間乗り続けるのは、さすがにつらいでしょう。
ほぼ使用された形跡は無し。 フロントシートは、ヒートシーターにパワーシートを装備。
サイドサポートの消耗も少なく、運転しやすいシートになります。 マルチファンクションスイッチが付いた3スポークステアリング。
あまり使わないかなと、発売当初は思っていましたが慣れてしまうと
非常に操作が楽になり、無いのがつらいです。
もちろんパドルシフトも同様ですね。
M3ALPINA専門店が、しっかりとメンテナンスし続けてきたE46 M3になります。
走行も55,000Kmと経年を考えれば、まだまだ低走行になり
トータルコンディションは抜群に良い自信を持っておすすめ出来るE46 M3になります。
すでにショウルームに並べる前の作業も終わり、展示中になりますので
いつでも見学可能です。
ご来店時、スタッフに声をかけていただければ、エンジンルームや下廻り等も見学可能ですし
試乗も出来ます。E46 M3の購入をお考えの方は、是非お気軽にお立ち寄りください。
世の中がV型エンジンやターボ化に移行する中、
ここまでの馬力を持った直6エンジンは、E46 M3しか無いでしょう。
ただ馬力があるだけでなく初代E30 M3から受け継がれた
独特のフィーリングを味わえるのも、このモデルまでといっても良いかも知れません。
2014年03月25日