90y E30 M3 DiamondBlack Restoration FileNo.15
今回はレストアを続けている90y E30 M3 DiamondBlackの作業を御紹介致します。
第十五回の更新ではいよいよエンジン本体を搭載する作業に入ります。
エンジンを搭載してからでは手が届きにくい場所の各補器類を装着、機能点検をしていきます。ABSユニット廻りを取り付けます。
ブレーキラインも綺麗になりましたね。ABSユニットを装着してブレーキシステムのレストア作業は全て完了致しました。
エンジン搭載後では手の届きにくい箇所の配線も再生修復し装着しております。
配線やゴム類はエンジン内の熱や経年で被膜が硬化してしまいポロポロと剥がれ落ち
内部の導体がむき出しになる事で原因不明のヒューズ飛び等を引き起こしたり、
正常な電流が流れずに機器異常を引き起こす事もありますので、
あきらかに駄目になっている配線や配線をまとめてあるテープなども見直していく事が大切です。
今回はアクスルキャリアにエンジンとミッションを先に搭載し、下からドッキングさせていきます。
位置を確認しながらゆっくりとボディを降ろしていきます。
無事に元の場所に戻りましたね。
これからエンジン始動の為に補機類などを取り付けしていきます。
サージタンク・カムカバーはブルーの結晶塗装からブラックに変更。
ウォーターホース・エアホースなどはもちろん新品に交換しております。
エンジンの搭載が完了し、問題無くエンジンも始動致しました。
ブラスト処理されたスロットルボディのアルミの輝きや綺麗に塗装されたエンジンルーム、
ブルーからブラックに変更されたカムカバーもシックで非常に落ち着いた佇まいになりました。
今後もネジ一本一本までこだわってレストアを進めていきますので次回のレストアの記事の更新をお待ち下さいませ。
レストアの過去の記事は下記にそれぞれリンクしておりますので御覧下さいませ。
(第一回、第二回、第三回、第四回、第五回、第六回、第七回、第八回、第九回、第十回、第十一回、第十二回、
第十三回、第十四回)
2016年05月09日