【E10 Restoration Second Edition】1971y 2002tii レストアFileNo.5【Round Tail】
1971y 2002tii レストアレポート5回目です。
前回のベアメタル状態から様変わりしております。作業は、前回から研ぎ⇒プライマー処理⇒サーフェーサー処理⇒シーリング処理⇒アンダーコート⇒
本塗装(タイヤホイールハウス内のみ、下廻りフロアはアンダーコート処理)まで終了致しました。
今回チョイスしたカラーは新オーナーのリクエストによって前回の74ytiiに引き続きバイカルメタリック。
前回となるべく同じアングルで写真を撮っておりますので
前回の写真と見比べて頂くと違いがお判り頂けると思います。フロント部分の補修後も綺麗に処理済みです。
下部にはチッピング塗装をしております。
ブツブツとした塗装で小石ハネによる塗装の剥がれからくる錆を防止する効果が有ります。ベアメタル状態の時にみられた板金後の凸凹も綺麗になりました。ウインカーを装着すると見えなくなる部分ですが、袋状のウィンカー部分も綺麗な仕上がりです。左右共に補修後が有り、歪んでいたドアパネルは新品へ交換致しました。
塗装面が鏡の様に綺麗に歪み無く反射してくるのが見て分かりますね。エンジンに隠れて見えなくなってしまうエンジンルームですが、逆に見えない部分になりますので、
綺麗に仕上げる事が重要な作業になります。大きなボンネット裏も景色を映し出す程に綺麗な仕上がりになりました。内部に有った不要なサービスホールは純正のサービスホールのみを残し全て埋めました。運転席と助手席部分。
腐食が多かったので、フロアとフレームを接合。
フレームは運転席のみですが、フロアはこれからの事も考え、運転席、助手席共に交換し
見違える様な仕上がりになりました。リア側は綺麗な状態でしたので、そのまま残し板金塗装処理をしております。ドアポケット部分。表面に有った波打ちも綺麗に仕上がりました。ルーフは元の状態も良く、塗装の仕上がりも歪みのない景色を映し出します。若干波打ちが出ていたトランクですが、御覧の通り綺麗な仕上がりになっております。スピーカーホールが開いていた部分は綺麗に埋めて、フラットな状態に
違和感の無い仕上がりですね。腐食が酷かった運転席部分。
腐食部分を切り取りし、新しくフロアパネルを接合しました。
内装張りで見えなくなってしまう下地部分ですが、輝きが出る程に綺麗になりました。 腐食が酷く、穴が開いていた運転席下部です。
前記事を見ると穴が開く程の腐食でしたが、フレームとフロアパネルの接合により
しっかりとした処理が施されております。前記事では補修後が目立ったステップ部分ですが、
綺麗に慎重な処理をする事により、新車の様な輝きを取り戻しました。 こちらも前記事では目立っていた補修部分ですが、他の部分と全く違和感のない状態です。 比較的腐食しやすいホイールハウス部分も綺麗な仕上がりに満足です。 前記事では継ぎ接ぎが多かった下廻り部分ですが、御覧の通りのフラットな状態になりました。
これぞボディレストアの醍醐味ですね。
新しいオーナーには大切に可愛がって頂きたいです。 これでボディの再生作業が完成致しました。
この後、オーバーホールを実施したエンジンや内装パーツ、
外装パーツが装着される姿を徐々にお見せできるかと思います。
完成にはまだ時間が掛かりますが、レストアは徐々に古い車が綺麗な姿へ変化していく工程が楽しいですね。
次回のレストアの記事もお楽しみにお待ち下さいませ。
2015年10月30日