【ストック車輛紹介】96y ALPINA B8 4.6 Limousine 6MT ニコルディーラー車 アルピナブルー【走行60,000Km】
96y ALPINA B8 4.6 6MTが入庫しました。
ニコルディーラー車で走行は60,000Km。
このB8 4.6はニコルディーラー車として国内に輸入された台数は33台。
そのうち4台はCoupeモデルになりますのでLimousineモデルは29台が存在している事になります。輸入台数を考えると、探しても見つける事が困難な希少モデルといって良いでしょう。デコラインはシルバーデコを当社で貼り替え済み。
ガレージ保管されていた車なのでボディコンディションは申し分無し。B8 4.6のクラッチ踏力はかなり重く、渋滞時では煩わしく感じる事もしばしば。
そんな事から前オーナーのリクエストにより、OS技研にワンオフでクラッチキットを製作してもらい
非常に軽い踏力でクラッチ操作が可能になっています。
もちろん純正のクラッチもお渡し出来ますので、
オリジナルが良いという新オーナーのリクエストにもお答え出来ます。直列6気筒モデルとは全く違う図太いトルクで、グイグイと車体を前に前にと進める為には、
エンジンだけではなく、シャーシ全体に専用パーツやM3パーツで補強が加えられています。そのボディの剛性感は他のE36 ALPINAと一線を画しているのは言うまでもありません。
車両重量はその分約70Kg程重くはなっていますが、その重さを感じさせないフィーリングや
フロントヘビーではなく前後の重量配分も5:5をキープしていたりと
そういった作りこみのこだわりやさりげなさは、さすがALPINAといったところでしょうか。リア下廻りから少しだけ顔を覗かせたデフの放熱フィンの広がりからも
この車のポテンシャルの大きさを窺い知ることが出来るのではないでしょうか。95年から98年までの3年間でALPINA社で生産された台数は200台強。
確か当時の新車価格は1,200万程度で高価な車の位置付けだったと記憶していますが
商売ベースで作っていたのでは採算の合わない車だったんだなと触ってみて初めて分かります。
正直、メカニカル部分の作りこみは秀逸の一言。エンジンはM60B40型V8-4Lエンジンを4.6Lまでに拡大し
340馬力48.9kgmまでスープアップしたスペシャルエンジンに仕上がっています。V型エンジンにありがちなオイル漏れや冷却水漏れも無く
前オーナーのきめ細やかなメンテナンスのお蔭でコンディションは抜群の状態をキープしています。内装に関してはルーフライニングの剥がれが目立っていた為
入庫時に張り替えを当社にて実施しました。
その他の点に関しては、目立つ汚れや傷も無く良い状態でしょう。
アルピナウッドに関しても割れや欠けも無い状態です。 ステアリングはアルピナステッチで丁寧に縫製された3スポークステアリング。
ドアパネルのアルピナウッドの状態も申し分無し。ここまでクリーンにキープしている車もなかなか無いでしょう。
新オーナーにもこのクォリティをキープする気概が欲しいところです。
6速ゲトラグミッションを搭載。
決してクイックではありませんが、『コクン・コクン』と軽やかにシフト操作を楽しむ事が出来ます。
希少性とコンディションの良さが成り立ったB8 4.6。
探してもそうそう見つかる一台では無い事は、このブログを見ている皆さんもお分かりかと思います。
当社ショウルームに展示中になります。
車の詳細は是非直接ご覧になって感じ取って下さい。
2014年10月15日