E30M3ヒーターラジエター交換 E36M3Cガソリン漏れ修理
E30M3。BMWを乗ってらっしゃる方であれば見た事もある方も多いはず。
オンボードコンピューター上のチェック クーラント レベル
レベルセンサーの不良で点灯する事もありますが、漏れている事も少なくないので
精度は悪くない方でしょう。
今回は一度だけ、点灯したけれどその後は点灯しなかったというM3。
別件で入庫した車輌ですがオーナー自身がその一度の点灯を見逃さなかった為
早期の発見となり被害が拡大しなかったというケース。
漏れ箇所はヒーターコア。
1990年前後の車輌で未だ未交換であれば確実に交換が必要であろう年数は経過しております。ご覧のようにダッシュ部は全て取り外さないと肝心なヒーターコアやエバポレーターの
ハウジングが出てきません。
これだけでも一苦労。ハウジングごとやっと取り外し。
ここからが本番。こちらのM3Cはガソリン漏れ。
車検で入庫した車輌ですがお預かり後乗った瞬間に異臭に気付き点検。
漏れ箇所は4番インジェクターOリング破損の為。Oリングは切れた状態ですね。
消耗ではこのような切れ方はしないものです。
では何故か。
消耗でないのであれば人為的な原因が考えられます。
今夏、フロント部ガソリン漏れの修理をしたようなのですが
同時に交換すべきパーツが交換されていない、技術的な問題等
そんな何点かの荒さにより引き起こされた現象。売約済みとなり、納車整備がスタートしたM3。
全てのフィルター類、オイル類、冷却水、プラグはもちろん交換。
その他不具合が見られる箇所、納車後すぐに修理が起こりえるであろうと予測できる箇所に
関しては全て手を入れ納車の予定。
2008年12月10日