E21 ALPINA C1 2.3下廻りパーツ脱着・サンドブラスト・ペイント
前回、フロアチッピングコートまでお届けしたC1 2.3の下廻りパーツ再生の様子をお届けします。
フロントリア共に見慣れた足廻りですが、それなりに錆も出ていますので
クラックなどが出ていないかをチェックし、問題が無ければブラスト~ブッシュ打ち替え~塗装の
工程で作業を進めていきます。フューエルタンクはスチール製になるので、内部を防錆処理し、錆や古い塗膜をブラストし
塗装していきます。フューエルポンプ・フィルターはもちろん新品に交換。
ブラケット以外は全て新品に交換します。おそらく、初めて取り外しされたであろうリアアクスル部。
マルニの作りを継承している部分もちらほら。デファレンシャルも分解清掃し、各シールを打ち替えていきます。ブラストの模様は割愛。
塗装前にブッシュの打ち替えを済ませておきます。
ここまで綺麗に剥離し、防錆処理後に塗装をする事で錆の発生はほぼ抑えられます。セミトレアームブッシュ新旧。フロントコントロールアームブッシュ交換。コントロールアームブッシュ新旧。塗装。ブラストし足付けもばっちりなので、綺麗に色が乗ってくれます。カムカバーはブラスト後に結晶塗装。塗装後に熱を加え、チヂミを促すと、このように綺麗な仕上がりになります。最後にロゴ部分を削ってフィニッシュです。フューエル廻りをリフレッシュ。フューエルライン・ブレーキラインをBrand-Newデファレンシャルは全体をブラスト後に、各シールの交換。デフカバーを取り外し。センターシールを交換。サイドシールの交換。デフギアも良く洗浄し、スラッジを落としておきます。デフカバーはアルミ製なのでブラスト処理。ガラスビーズで仕上げていきます。綺麗なアルミ肌でフィニッシュ。リアアクスルキャリアにセミトレアーム・デファレンシャルを組み込み。ボディとドッキング。ショックアブソーバーはビルシュタインでオーバーホールしております。
インナーシャフトも新品に交換済み。足廻りに使用するボルト・ナットも新品を使用。フロントショック部リアドライブシャフトのブーツ交換。ベアリングに傷が入ってないかを確認し、綺麗に洗浄後
新たにグリースを打ち替えていきます。
組付け時にはアウター・インナージョイントにガタツキが無いかを確認します。ブレーキキャリパーの塗装。ブラスト処理後に塗装していきます。シルバーでは無く、ガンメタリックに近い色で仕上げてみました。
熱を持つ部分でもあり、ブレーキフルードが付着しても剥離しづらい
耐熱・薬品性の強い塗料で塗装している事は言うまでもありません。
これで下廻りを仕上げる準備が整いましたので、
早速次回は各パーツが組み込まれた下廻りをご紹介出来るかと思います。
2015年08月21日