E30 325iTouring納車整備 E46 330i エンジンオイルパンオイル漏れ修理
先日売約になったE30ツーリングの納車整備スタート。
不具合箇所も各オイルの汚れもあまり無いですが新しいオーナーに代わるのでリセットします。 2007年に各部レストア作業をし約4年間、前オーナーにかわいがられましたが
前オーナーはE30アルピナに乗り換え新オーナーは神戸にお住まいなのでほんの少し遠くなってしまいますが
大事にしてくれそうな新オーナーでした。
ちなみに2007年の施工内容は第1回、第2回、第3回とブログでまとめてますのでご興味ある方は是非ご覧になってください。 フラッシングをしエンジンオイル交換
使用オイルはFUCHS TITAN 10W40
オイルエレメントも当然交換です。下廻りの異常箇所のチェック。
オイル漏れ等は無し。
特に大きく修理しなくてはならない箇所はなさそうです。 デフオイル交換。
FUCHS TITAN SINTPOID SAE 75W90にて交換。スラッジをしっかりと除去し新油を注入。 ブレーキオイルは1輪500ccほどを目安に交換。 圧送で新油をどんどん送り込みます。 パワステオイルの交換
タンク内の古いオイルを抜きタンクを外し低圧インテーク側とリターン側をそれぞれ交換機の
ホースにつなぎフラッシング剤を投入しギアボックスとポンプ内を洗浄。洗浄後に一気に新油を圧送することによりギアボッスクス、ポンプ内の古いオイルも交換されます。 交換後50回程ステアリングを回し古いオイルがしっかり排出されている事が確認できたら作業完了。
タンク底部まで透けて見えるくらいがOKサイン。 こまかい所ですがエアフィルターも交換。
汚れたエアフィルターをエアブローするとパッと見綺麗になりますが
フィルターの目の奥にゴミが入り込んでいるだけなので絶対NG。 冷却水の交換。
こちらも基本的にパワステと同じ工程で交換します。
できるだけウォータージャケット、ヒーターライン内の汚れをフラッシングで浮かせ外部へと排出します。直接ホースをラジエターのアッパー側に挿し交換する写真を見ますが
密閉してないのでほとんど水流が発生せずエンジン側の汚れは外部に出ていないことがほとんどです。
注入と排出のラインを作り外部動力を使いながら
強制的に圧送し押し出してあげないと奥の汚れまで取れません。
一旦ここで作業終了。 E46 330iカブリオレ走行約110,000Km
エンジンオイルパンとパワステからのオイル漏れを修理
フロントのアクセルメンバーを外さないとオイルパンが外れないのでクレーンでエンジンを吊る。 気付いたら外れていたオイルパン
と言うわけでもなく外すのはかなり大変。オイルパン底部は洗浄前に金属片等が落ちていないかどうか必ず確認。洗浄後に水洗いをし完全に乾燥させます。取付前にもう一度各部を確認。
地面に打ち付けた跡はないか。変形がないか等々。 問題がなければ新しいガスケットを装着し復旧の準備を進めます。 クランクケース側のオイルパン接合部もオイルストーンでゴミ取りと面取りし密着度を上げます。 完成まであと一歩。
残すはパワステポンプを取り付け。 組み付けは完了。組み付けは完了。
これからアライメント等々最終調整をして作業は終了。 カムカバーガスケットからも若干オイル漏れがあったので交換
走行距離を考えるとかなり綺麗なカム部
オイル管理の良さが分かります。911カレラは外装ポリッシュ&ガラスコーティングで入庫。
コーティング剤の密着度と光沢を高める為の新アイテムを投入します。 昨年夏に当社で販売したM3Cがエンジンオイル交換で入庫。
三菱ランサーもお乗りのオーナーですがとても気に入ってくれているようで何より。 M3Bもエンジンオイル交換。
機関はとても調子良く問題無いのですが
サイドステップとリアバンパーの塗装劣化が酷く3月に板金塗装で入庫の予定。 こちらもエンジンオイル交換のM3C。
相変わらずFUCHSのオイルが人気ですが
OMVも認知度が高くなってきており初めてのオイル交換で指名が入ることもしばしば。
2012年02月22日