【24ヶ月法定点検】ALPINA B6 2.7 Cabriolet【車検整備】
アルピナB6 2.7カブリオレの車検整備。
二年前に当社でレストアして納車した車輌ですが、もう二年経ったのか・・・と年月の経過の速さにしみじみです。
二年の間大きなトラブルも無く、メンテナンスも定期的に行われてきたので大掛かりな整備は無さそうです。 とはいっても何も見ずに車検取得とはいきませんから、まずは点検をし問題が無いかどうかを確認します。 エンジンオイルクーラーインテーク、リターンホースからの漏れ。
どうしてもゴムホースとパイプのジョイント部分からの漏れが経年により発生する箇所ですね。 フロントバンパーを外してオイルクーラーも一緒に外します。 外し終わったら、ホースを交換する前にオイルクーラーの機能点検。 汚れは目立ちましたがオイル漏れ等の不具合は見られないので、このまま使用します。
コア内の汚れや異物は全て洗浄し取り除きます。 ホースはまだメーカーで取り扱っていますので新品に交換。
古いモデル等ですでに廃盤になってしまっている場合は、カシメの部分とゴムホースをリペアし
再生可能です。パーツを組み付け作業は終了。エンジンオイルの交換。
フラッシング剤を入れてアイドリングで内部の汚れを古いオイルと共に落としやすくします。 オイルエレメント交換。
基本的に毎回交換です。 エンジンオイルの排出は、しっかり時間を取って落としきります。
ブレーキフルードの交換。上の写真が交換前、下が交換後。
二年振りの交換です。
オーナーは週末のお休みの時だけドライブを楽しむ方ですが、二年でこれだけの汚れが出ています。 普段からコマメにメンテナンスをしている事もあり整備は以上で終了。
車検場で受ける検査項目を事前に測定し、問題が無いかを確認していきます。 検査項目の一つでもパス出来ないと再検査になりますので、事前の車輌チェックは欠かせません。 テストランを実施し、問題が無いかどうかをチェック。
アクセルを踏み込むと、レーシーな排気音を奏でるB6 2.7。
かなり調子良いですね。最後に点検記録簿に作業内容等を記入し、今後のメンテナンス計画も同時にお伝えしオーナーに手渡します。
この車のオーナーは週末に当社にいらっしゃる事が多いので、
実車を見たい方はお気軽に遊びにいらして下さい。
2013年05月17日