【M3ALPINA】メンテナンス入庫車輌【E46E39】
E46 M3の外装ポリッシュ&ガラスコーティング施工。
二年前ほど前に当社で一度施工していますが、オーナーからの依頼で再施工。
一見すると綺麗な状態をキープしていますが、良く見ると雨染みやザラッとした塗面の感触
飛び石傷等が多く、しっかりとポリッシュしリフレッシュが必要な状態です。 磨き前、少々分かりにくいですがうつりこんだ蛍光灯周辺の塗装面の荒れが良く分かります。 ポリッシュ剤とバフの種類を段階的に変えながら、塗面を整えます。
ボンネットの状態がかなり悪く、オーナーはリペイントも覚悟されていたようですが
適切な手法で作業を進める事で、綺麗な状態に元通り復元致しました。 デリバリー初期モデルだと10年以上経過したE46 M3ですが
磨き上げてピカピカの状態になると、まだまだ古さは感じないですね。 E46 ALPINA B3は熊谷からご来店。ステアリングのフワフワとした遊びが気になるとの事で入庫。
テストランと検査により現象を確認し、原因を追究します。今回のステアリング不具合はこの部分。
ステアリングシャフトのユニバーサルジョイント交換。
ユニバーサルに不具合があるというよりは、上部の円筒形の部分がダンパーになっており
この部分が劣化消耗し、ステアリングのガタ=遊びにつながっています。 交換し、シャキっとしたステアフィーリングが戻りました。 E39 ALPINA B10 V8はウィンドウガラスが動かなくなり入庫。BMWの定番トラブルですね。 レギュレーターとモーターを交換。レギュレーターのワイヤーを止めているプラスチックリングが割れて制御出来なくなってしまう
という国産車では考えられないトラブルですが、この頃の欧州車では当たり前のように起きる
トラブルですね。 ASSYで交換。
メーカーから現在デリバリーされているレギュレーターはプラスチック使用箇所が改良されているので
一度交換をすれば、同じ現象は起きにくくなっています。 大宮からご来店のE46 M3。走行は150,000Km近い距離を走っています。
エンジンの吹け上がりが悪いとの事で入庫。
メーター上にはエンジンチェックランプが常時点灯している状態。
テストランをしてみると確かに吹け上がりが本来のものでは無く、もっさりと前に進んでいくのが良く分かります。
テスターでエラーコードを抽出するとVANOSのソレノイドユニットにエラーが出ていたので
一度リセットし、再度テストランをするとリセット前とは打って変わりそれなりに走ってくれます。
すぐにチェックランプが再点灯するだろうと安易に考えていましたが、テストランを続けどなかなか点灯せず
テスターでVANOSユニットの動作状況を詳しく見ても、しっかりと動作しています・・・
エラー消去前にはVANOSが機能していなかったのは確認していますから
そのような状態になるには何か法則がありそうです。
現時点でソレノイドを交換するという選択肢もありますが、ソレノイドの動きを停止させる条件
が第一の原因になっている可能性もありますので、オーナーと話し合い再点灯するまで
乗っていただく事に。オーナーに伺った所、以前も一度リセットした事があるようなので
また再点灯するのは確実でしょう。
ソレノイドの機能が停止する法則がしっかりと把握できたら対応しましょう。エンジンオイルはかなり汚れていたので交換。 初めて見させていただくM3でしたが、もう少しエンジンオイルの交換頻度を多くしたほうが良いかも知れません。 R2000を施工
古いフィルターにはエンジン内のスラッジがビッシリと付着しています。 施工後は、更にエンジンのフィーリングも良くなり今回は納車となりました。
再点灯した際は、すぐに検査しますので仰って下さい。
2013年05月31日