【E21 ALPINA C1 2.3】24ヶ月法定点検&車検整備【50,000Km】
前回お伝えした2002tiiと同時期にレストアが完了したC1 2.3も製作から丸二年の月日が流れ
24ヶ月法定点検と車検整備の為、入庫致しました。
こちらも2002と同様に、定期的に各部のオイル交換やメンテナンスを行っている事から
車検整備項目は少なく、そのまま車検ラインを通しても問題は無さそうですね。
二年に一度のブレーキフルード交換。
交換時期はフルードの吸湿率を見て判断が必要ですが、サーキットなどで走行をしない限り二年に一度の
交換で良いと思います。ですが、フルード量が目に見えて減っている場合などはフルード漏れや
パッドの摩耗限界が近い事も考えられますので、そういった点にも注意をし、
チェック及び作業をしていく必要があります。
クラッチフルード交換。
マニュアル車の場合、ブレーキフルードの交換と同時に行うのがベストです。
冷却水の交換。
専用の機械を使用してフラッシング剤を注入し、冷却ラインに溜まった水垢や錆等の汚れを浮かせて
古い冷却水と共に車外へ圧送させます。冷却水の交換は新旧問わずで年に一度の交換をおすすめしています。
水廻りの点検と冷却水の交換を同時に行う事で、水廻りトラブルの早期発見や予防にもつながりますので。
全ての作業を終えたら最終チェックとしてテストランを行い、陸運支局へ持ち込んで車検を取得。
オーナーへ車検証、定期点検記録簿、車検ステッカー、定期点検ステッカーをお渡しして納車となりました。
オーナーと相談の上、計画的な整備を行う事で、
今回の様にクラシックモデルでも最低限の点検と整備で終了する事が可能です。
メンテナンスプランを立てて整備を行う事は、安心して走行出来るだけでなく
総合的にメンテナンスコストを抑える事に繋がるので、
主治医と相談しながら車輌を管理する事は非常に大切な事になりますね。
2017年11月01日