【E36 M3 ALPINA】各部オイル交換&法定点検【E46 ALPINA B3】
E46 ALPINA B3 Limousineは法定24か月定期点検での入庫になり、これから整備を行う予定です。
12か月・24か月定期点検のみでのご来店も受け付けしておりますので
お気軽にお問い合わせ下さい。走行57,000KmのE36 M3Cのメンテナンス入庫。
今回が初めての入庫になり、エンジンオイルとパワステオイルの交換を実施します。
E36モデルも街中で見かける事は少なくなってきましたが
今お乗りの方々は非常に大事にしているのが、車を見ればすぐに分かりますね。
ボディ重量とエンジンパワーのバランスの良さ、何より月日が経っても色褪せない
運転をするという基本的な面白さが、今なお大事にされる理由だという事が
入庫する車を乗ってみると良くわかります。まずはエンジンオイルの交換。
エンジン内部の汚れをいかに集約し、古いオイルと共に排出するかを考慮し、
フラッシング時間も走行距離や前回のエンジンオイル交換がいつだったのか。
何よりエンジンオイルの汚れ具合を確認し、フラッシング時間を定めていく事が
良いエンジンオイル交換の基本となってきます。フラッシングに費やす時間だけでなく、排出する時間も重要になります。
オイルパン内に古いオイルを出来るだけ残さないように時間を十分取る事もキーポイントのひとつでしょう。エンジン内部にどの程度のスラッジが堆積しているか。
簡易的にではありますが、何点かの確認方法があります。
例えばオイルエレメントケースのキャップの確認もそのひとつになり
キャップ裏が写真のように茶色くスラッジが付着していると、
それなりに内部にスラッジの堆積があるのかも・・・と疑ってもいいかも知れません。
軽度のスラッジの堆積であってもビルシュタインのR2000の施工で洗浄すると
エンジンのフィーリングの変化がすぐに体感出来るほどスラッジの除去を行ってくれますので
エンジンフィーリングの向上を求める方にはおすすめしているメニューのひとつになります。これはまだ排出の途中です。
ポタ・ポタといったような断続的な状態から
ポタ・ポタの間隔が30秒から60秒程度になるまで十分に時間を取ります。チョイスしたオイルはFUCHS TITAN 5W-50。
当社では定番と言っても良い、M3ALPINAにお乗りの方には好評なロングセラーオイルになります。
オイル性能の良さも当然ありますが、ここまで時間を取りエンジンオイル交換を行うと、
交換前後のエンジンフィーリングの違いに気づかれる方も非常に多く喜んでいただけるので
こちらとしてもうれしい限りです。パワステオイルの交換。
片手でステアリングを操作し、『曲がれる』という動作には
常にステアリングギアボックスやパワステポンプに負担を与えています。
1.5トンの重量を片手で軽々と操作しているのですから、
頭で思う以上のプレッシャーが常にかかっていると考えた方が良いでしょう。エンジンオイルと同様に古いオイルを残さないという点が重要になってきます。
オイルの汚れ=パワステ内部機構のスラッジの発生になるわけですから
オイルの質の良さもちろんの事、常日頃から言っている通り交換方法も重要になってくるわけです。オイルサービスのリセット。E36モデルの場合、インジケーターひとコマが約3,000Kmになります。
M3やALPINAのオイル交換距離は3,000Km~5,000Kmをおすすめしておりますので
この状態からインジケーターがひとコマ消灯したら交換時期、ふたコマ消灯したら
適正交換時期はとうに過ぎておりますので、即交換した方が良いです。
しっかりとオイルリセットが行われていない車の場合、
いつ交換したかわからなくなってしまっているオーナーさんもよくいらっしゃいますので
こまかい事かも知れませんが、こういった点にも目を向けていきたいところです。E36 ALPINA B3 3.0/1 Coupeのエンジンオイル交換。
走行は47,000Km。
四年程前に当社で販売したALPINAですが、変わらず大事にしてもらっています。こちらもM3と同様に。
排出時間も車輛状況に合わせ。FUCHS TITAN 5W-50をチョイス。前回の交換は45,700Km時になり、1,800Kmの走行になりますが
交換したのはちょうど一年前になりますので
経過時間によるオイルの劣化を考慮し交換になります。
距離が出ていなくとも半年から一年に一度は必ず交換しましょう。インジケーターはひとコマも消灯していませんが、しっかりとオイルリセットを行い作業は完了です。
2014年07月18日