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MAINTENANCE REPORT

【ストック車輛紹介】1976y BMW 1502 4MT ディーラー車 ワンオーナー シャモニーホワイト 120,000Km【E10】

DSC08149_R今回は当社ストック車輛の1976y BMW 1502 4MTの紹介です。
当時群馬のBMW正規ディーラーであった丸善自動車が販売していた車輌でしかもワンオーナーになります。
DSC08152_R1502は02シリーズの中でも廉価版で発表されたモデルなのですが
当時のBMWモデルの生産台数の1/4を占める程の非常に人気があったモデルでした。
廉価版という事で当時の1602のエンジンをチューンダウンしたエンジンを搭載しておりますが、
今でも街乗りを楽しむには十分なスペックとコンディションをキープしている一台です。
DSC08159_Rマルニシリーズの生産が終わり、約40年の月日が流れており、基本的にはある程度のレストアをしないと・・・
という車が大半ではありますが、こちらの1502はフロアなど主要部分の腐りなど無くボディコンディションは
E30モデルと比べても遜色ないほどです。さすがに塗膜は艶引きが進行しており、ところどころには
塗膜にクラックも見られますが、自然なヤレ感として見れば雰囲気があり
ノンレストアのままキープされている車として見れば前オーナーにどれだけ大事にされてきたかが良く分かりますね。
DSC08160_Rメッキバンパーは大きな錆も無く、リクロームもされていないのにこのコンディションをキープしている事に驚かされます。
当社でもマルニのフルレストアはしていますが、フルレストアにはフルレストアの良さがあり
オリジナルコンディションの車にはオリジナルコンディションの良さがありますので
こうじゃなきゃ駄目だというようなセオリーは特別設けていませんので、もちろんこちらの車輛をベースにして
レストアを。と依頼されれば致しますが、少々レストアするには勿体無いかな・・・とも思います。
DSC08161_RBMWでお馴染みのデザインと言えばキドニーグリルですね。
1973年からは後期モデルになりそれまで使われてきたアルミグリルではなく、プラスチック製に変更され
現在のデザインと共通する風貌になりました。DSC08163_Rリアビューも初期モデルの丸形のテールランプから変更され後期モデルは角型のテールランプになりました。
フロントからリアに続くボディラインに歪みも無くドアの閉まりやパネル間のチリなどは良い状態を維持しております。DSC08166_R当時のBMWの正規ディーラーであった丸善自動車のステッカーも当時のまま残されていましたので
当時を思わせる貴重なパーツ?のひとつと考え残しております。
DSC08167_R今回は基本的にレストアベースとしての販売としては考えていませんので
各所に見られるオリジナルならではのヤレ感をお楽しみ出来る方に是非新オーナーになっていただきたいですね。
DSC08168_RDSC08170_R近くで見ると1502のエンブレム付近やリアにも時代を感じさせる劣化がみられます。
当然、修理する事は可能ですが、経年の劣化をそのままの状態で乗る楽しみ方も
車好きな方ならお判り頂けると思います。DSC08172_R錆浮きもみられず非常にメッキの状態が綺麗なドアミラーです。
この時代の車輌は多くのメッキパーツが装着されているのですが、メッキパーツは保管状態により
腐食が出やすく古い車輌程気になる所なのですが、この車輌のメッキパーツは思いのほか状態が良いですね。
DSC08174_RフロントのBMWのエンブレムも当時から未交換のまま残っております。
当然、エンブレムの交換も可能ですが、それは新オーナーに決めてもらいましょう。DSC08158_R当時のディーラー車、ワンオーナー、
更に廉価版とはいえBMWを支えてきたモデルでという事だけを考慮しても非常に貴重な車輌だと思います。
外装だけでも40年前の車輌でしたら基本的に修理が必要な事が多いのですが、程度の良さと時代を感じさせるヤレ感が
マッチした状態ですので、この様な状態を楽しむ車好きにはたまらない車輌なのではないかと思います。
またこの車輌をベースとして気になる箇所をリフレッシュする等、オーナーと御相談しながら作業を進める事も可能です。
今回は御紹介出来ませんでしたが、オリジナルコンディションの内装も驚く程の程度の良さとヤレ感がお楽しみ頂けます。
その他の詳細はコチラにも掲載しておりますので御覧下さいませ。

2016年04月01日