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MAINTENANCE REPORT

第45回 E36クーペリアサイドガラスモール交換

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E36クーペモデルに良く見られるサイドガラス横のモールの劣化。
現在クーペモデルをお乗りのオーナー様も気にされている方は多いようです。
見苦しいだけではなく内張りへの水漏れの原因になる箇所ですので
室内がいつの間にか水浸し、かび臭い、内張りが剥がれて来てしまった等の
症状が出る前にこのような状況の車輌は早急に交換された方が良いでしょう。
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こちらのISクーペもそんな状況の一台です。年式は1994年式ですから公道を走り始めて12年。
オーナー様は約8年この車輌を所有しておりコマめに当社にご来店いただき大きな所から小さな所まで
メンテナンスを実施していただいております。今回はモール交換と同時にボディガラスコーティング作業を実施致しました。
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リアサイドガラス外側のモールは両面テープで固定されています。長年接着されていた両面テープを綺麗に剥がすのは
時間と根気が必要になります。どうせ付けたら見えないからと両面テープの残りカスを残すような施工は致しません。
サイドガラス内側のモールもサイドガラスを外さなくても交換は出来ますがモール自体が
ネジレて入ってしまうと水漏れの原因にもなります。何の為に交換してるのか分からなくなってしまうのでガラスは取り外します。
今回はフロントからリアまでの外側のモールも交換しますのでボディが傷つかないようしっかりとマスキングします。
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上の写真は見て分かると思いますがフロントからリアまでつながっている一番上部のモールディング
ゴム製品ではないのでサビが出ています。見た目も悪いので交換です。
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リアサイドガラス外側のモールです。
両面テープで貼り付けられている箇所。必ずといって良いほどボディ側に両面テープが残ってしまうので
親指で両面テープをこすりながら剥がしていきます。指先が痛くなりますが
ポリマーコーティング等施工している車輌にはステッカーハガシ剤やシリコンオフが使用できない為
地味な作業ですが時間をかけ作業を進めます。
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サイドガラス内側のモールです。
裂けちゃってますね。 こうなってしまうとモールとしての機能は全く果たしていません。
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モールが付いていた箇所は長年の泥や汚れで酷い事になっていますからしっかりと清掃後に取り付けです。
付けてしまえば分からない箇所ですがモールだけに関わらず、どんな場所に関しても見えない所こそしっかりと!
これは私達が最もコダワル部分です。
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場合にもよりますがガラスコーティングに関してもマスキングではなく外せるパーツは全て外し
サイドモールディングのクリップカバーが破れてしまっていたり硬化している場合は水漏れの原因にもなるので
ついでに交換してしまいます。
いくら外側が綺麗でもドア内側が錆びていればお話になりません。
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OLYMPUS DIGITAL CAMERAモール装着後、サイドガラスを取り付け水漏れが無い様にサイドガラスコックを調整し、作業は終了です。
見た目も良いですし雨漏れ防止の役割もきっちり果たしてくれています。ちなみに調整を忘れると間違いなく水漏れします。OLYMPUS DIGITAL CAMERA

全ての作業終了後の写真です。上の各部のアップの写真を見て気付かれた方もいるとは思いますが
パッと目に入ってきた時に12年前に生産された車輌の塗装に見えますでしょうか?
現在の車と遜色無いくらい艶が出ており、くたびれた感が出ていない車輌だと思います。
内外のコンディションがしっかり両立しているからこそ、ピシッとした雰囲気を感じられるのだと思います。

2007年08月02日